2013年5月19日日曜日

クールビズのスタイル

クールビスが5月1日から始まったそうですけど。
まだときどき肌寒かったりするこの時候にクールビズが始まる意味が分からない。

すでにネクタイ+ジャケットでないと失礼という空気でなくなって長いので、ことさらクールビズなどと言わなくても良さそうなもの。
街を見ていても、ちょっと暖かくなったらジャケットなしで袖まくりした人をけっこう見かける。暑くもないのに。
こういう人たちは、スーツというのは防寒着だと思っているんだろう。寒くなければ着る必要がないという考えなのではないか、と思う。

そもそもの話をしてしまうと、ジャケット+パンツがそもそも「服」なのであって、シャツは下着扱いだったのがもともとなので、ジャケット無しというのは下着姿ってことになる。
まあ、時代が違うという話ではあるけど。

順番として、ビジネスマンの正装であるジャケット+タイからどこを崩すかということでもいろいろと考えがあるようで、ノータイから入る人と、ジャケットを諦めてもタイを締めている人と、グループがあるらしい。
歴史的に言えば、タイを取るのが正解ではないかと。
もともとジャケットが「服」であり、その下着であったシャツを見せるスタイルが流行りだし、シャツに今のような襟がつくようになり、タイがおしゃれアイテムとして登場したという順番のはず。
であれば、タイを先に取るのが正しいのだと、私は思う。

ジャケット無しでネクタイをして歩いている人を見ると、何か間違っている気がします。
あの姿が許されるのは、ジャケットをいつでも着ることができるようになっているけど、たまたま脱いでいるだけ、という状況なのではないか。

ジャケット+タイが規範であった時代であれば、ジャケ無しのネクタイというのはあり得たにせよ、今のようにタイ無しが許されるようになったのであれば、ジャケットより先にタイを取るのが正しい、とおもいます。

このところのシャツは、襟が高くなっていて、無理にネクタイをしようとするとかえってみっともない、ということもあるので、それもタイが減っている理由のような気がします。

もう一つの議論が、半袖シャツか長袖腕まくりか、という話。
私は半袖シャツがどうも苦手で、あの半袖シャツの袖がピッと立っているのが、どうもカッコよくないと思うのですね。
長袖シャツの袖をまくっているほうが、まだスタイルがあるように感じます。
これも人それぞれで、夏の暑いのに長袖シャツを来ている人の気がしれない、という人もいるようです。

クールビズの経済効果がどうとかいう話があるけれど、あれもおかしな話で、金を回したいんなら夏じゅう暑い格好をさせておいて、建物も乗り物もエアコンをガンガンかければよい。
クールビズというのは使う生地も少なくなる方向だから、買い替え時期を除けば衣類の売上も当然減る方向になる。
お役所の考えることというのは、考えきれていないことがけっこうありますね。

あと、クールビズにかりゆし導入という安易な考えは、やめたほうがいい。

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