2012年9月17日月曜日

無駄な努力

先日、聴衆が数十人とあまり大きくない講演会に行ったのだが、PowerPointでの写真資料をプロジェクターで投影しながら行うスタイルだった。
そのプロジェクタの係の人が、その施設の人だと思われる50くらいの女性で、 聴衆の最前列の席に座っていてプロジェクターはすぐその前にある。
講演が始まるまでは席に座っていたのだが、始まると後ろを気にしだして、膝立ちになって頭を下げている。
そのうえ、資料を映し出すと、一枚ごとにプロジェクターのフォーカスを調整している。
そのため、写真が投影されるためにフォーカスがいちど外れて、また合う。 近くで見ていると気になって仕方がない。
こういう人は、きっとベストの仕事をしようと思ってやっているんだろう。 係である自分が後ろの人のじゃまになってはならないからと、頭を下げる。それは悪いことではないが、救えるのは1人か2人だろう。 どうせ考えるなら、いかにスクリーンを高いところに持ち上げるかということを考えたほうが良い。
フォーカスを合わせるのは、結局最後までやってたけど、やっていないと落ち着かないのか? 原理から言って1枚ごとにフォーカスの調整をする必要がないことは自明だと思われるのだが。
努力は必要、しかし無駄な努力は実を結ぶことがない。 本人は真剣だから、無駄だということに気づいていないし、気づきようもない。 努力の方向を間違えないことはとっても大切という教訓でした。

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