2012年9月11日火曜日

600万ドルの善意って?

あまり大きく報じられていませんが、アメリカやカナダに漂着したがれきの処理費用相当の見舞金として、
国が600万ドルをアメリカとカナダに提供するという話が出ています。

がれき漂着で600万ドル提供
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120908/k10014876661000.html

この記事を読むと、別に要請されたわけではなく、日本側が何かお返しをしたいんですけど...と申し出、
「財政面での支援を受けることは難しいという姿勢を示していました」という中での調整らしい。
何を考えているんでしょう、これは?

福島の事故と津波とをいっしょくたにして考えていないか?
福島は人災と言っても良いが、津波は100%天災であり、日本に何らの落ち度を認めるべきではない。

天災を原因として他国に与えた損害を賠償しなければならないということであれば、火山が爆発して飛行機を止めたら
それについて賠償するのか、黄砂被害について日本が中国に補償金を求めてよいのかとか、変な話にならざるを得ない。
自動車事故で言えば、信号で停まっていて後ろからぶつけられたために前の車にぶつかってしまったというケースで、
当たられた人が損害補償をしないといけないということになる。

こんなことをやっていて放射線被害が他国で少しでも出たら日本はその補償をする用意があるのだろうか?
国内の被害者救済もろくにできていないのに。

これも日本がアメリカの属国であるという証明のひとつなのか?

なんとも民主党的な思考のような気がしました。

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