2013年2月24日日曜日

空を覆う光ケーブル

しばらく前からぼーっと考えながら歩いていたのだが、見れば見るほと、ケーブルテレビなどの光ケーブルが街の美観を損ねているような気がする。
光の線は、太く、重い。
以前なら細い電話線が架けられていた高さに太いケーブルが走っていて、まあまあの都会であればNTT系、電力系(eoとか)、ケーブルテレビ系の少なくとも3系統はかかっている。 右の写真だと下の方が光ケーブル、上の方がいわゆる電線、一番下にちょろっとみえているのが電話のはず。
もうちょっとなんとかならなかったんだろうか、と思う。
電力会社のように一地域一事業者であったらこんなに汚いことにならなかっただろうし、もうちょっと美観も考えたんではないだろうか?
光ケーブルは、とにかく家の前まではタダで引くということになっているので、とにかく早く安く引く競争があって、美観どころではなかったんだろう。 けっこう道の真上を通っていたり、住居の2階の窓の真ん前に(接続の?)ボックスが設置されていたりして、遠慮がない感じです。

いまにして思えば、電線だけの時代は、まだずいぶんましだったと思う。
けっしてきれいとは言えないにしても、美学というのがあるような気がするし、当然のことながら高所作業でかつ安全面の注意も怠れないということで、工事をするにあたっての訓練もレベルが違うんではないかとも想像します。
何よりも、張り詰めたり固められたりしていない、懸垂線自体の美しさというのがあるし、碍子まわりの配線もきれいにしてある。
写真は、とりわけ美しいというわけではないけど、めずらしく光ケーブルの写り込まない場所で撮ってみたもの。

この先は、どうなっていくんでしょう? フル無線化に向かうには周波数割り当てが大変なはずだけど。

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